サンダル履きのつま先歩きは、すり足のようになり、足首を硬くした結果、膝の負担を増してしまいます。

食事の準備に取り掛かったら、足りない材料に気付いて、近くのスーパーへ買い物に出る時や、忙しい毎日の隙間時間にシャツやジャケットをささっとクリーニングに持っていく時、わざわざ靴を履くというのがちょっと面倒なことってありませんか?

 

そんな時、サッとつま先を引っかけるだけで出掛けられるサンダルってすごく便利ですよね。私の田舎の実家には、ちょっとした用事をこなす時、誰でも履ける家族共通の「誰でもサンダル」がおいてありました。まぁ、若いころの姉は父と共有するのが嫌だったようで、自分専用サンダルを用意していましたが(笑)。

 

しかし、ちょっと待ってください。このサンダル履き、注意しないと膝を傷めるきっかけになることがあるんです。

 

サンダルが便利なのは、すぐに脱ぎ履きできるところなのですが、ついついちょっと大きめなサイズを選んでしまいませんか?

特に近所で用事を済ます為のサンダルにはオシャレより実用性を優先しがちです。大きめなサイズは確かに脱ぎ履きをしやすくなるのですが、実は、肝心な歩き方をおかしくしてしまいがちなんです。

 

まず、脱げて落ちないように足を高く上げなくなります。そして、つま先から下ろすようになり、足の先で地面をこする様に接地してしまいます。

まるで、足の裏の先を地面に押し当てる様な動きです。この動きは、本来の足の裏と地面の関わり方である、かかとから着地してつま先で地面を蹴る動きとはまるで反対です。

 

試していただくとよく分かるかと思いますが、接地の瞬間に足首を緊張させて、着地時のショック吸収機能を低下させるとともに、すねの動きを固定して膝を伸ばしにくくしてしまうのです。

すると、膝のショック吸収機能も低下し、腿の骨とすねの骨の間に押し付けられるような圧力が増し、関節に負担をかけることになっていくのです。さらに、その負担を軽くするため、無意識に膝の周囲の筋を緊張させることにもつながり、どんどん調子が落ちていってしまいます。

 

便利な履物も、サイズを誤ったり、何となく使っていると、まずい歩き方の癖をつけてしまうことになりかねません。当然、膝に負担をかけてしまいます。

冒頭でご紹介した私の実家のような「誰でもサンダル」を置く仕組みはできるだけ避けていただき、ご自身の足に合ったものを利用することをお勧めします。

また、普段履きのサンダルを使った時も、シューズに比べて足が包まれていない分だけ安定感が低く、足の裏とインソールが滑らないように踏ん張っているはずです。つま先や足首が酷使されて、疲れて硬くなっているかもしれません。

帰宅後はゆっくり足元をチェックして、疲れていたら癒してあげてはいかがでしょうか。