あなたの隣の人も膝が痛いかも!?

整形外科診療所に行くと、たくさんの方が杖を突いたり、カートを使って移動しています。

待合室を見渡せば、10~20人くらいの患者さんが待っているところも少なくありません。

みんな、どこかが痛いのですね。

 

さて、日本整形外科学会によると、50歳以上の1000万人が変形性膝関節症を経験しているというデータがあります。この1000万人という人数を都市の人口と比較すると、東京都の人口およそ1300万人、神奈川県の人口900万人の中間ほどとなり、かなりの人数になります。

 

さらに、50歳以上の肥満とされる人の数は1600万人(健康局「平成28年国民健康・栄養調査」)と言われます。

このデータからもお察しかもしれませんが、過体重は膝の痛み大きなリスクとなります。

学生時代より体重が大幅に増えているとしたら、もしかすると、痛みを感じていなくても気づかないうちに膝関節の変形が進行しているかもしれません。

ちなみに、総務省統計局「人口推計(平成29年10月1日現在)」によると、50歳以上の人口約5800万人(それ以下の年齢人口は6600万人)ですから、上記のデータを踏まえると50歳以上になると5~6人に1人は膝を傷めていることになりますね。

 

何だか心配だなぁ…と思ったら、今からでも、膝を守るための取り組みをはじめましょう!

おすすめはウォーキング。体重の管理もしやすくなるので一石二鳥ですよ。

もちろん、症状が出ていれば医師としっかり相談した上で、ご自身の調子をみて実施してくださいね。

初めは近所のスーパーに買い物して帰ってくる程度からでも大丈夫です。無理なく歩いたことのある範囲を普段の生活で歩く量に追加していきます。知っておいて欲しいのは疲れは溜まってから体に変化を起こすことです。2、3日は平気でも、ある日いきなり様子が変わることがありますからね。半月から1カ月を目安に日数を重ねるうちに少しずつ距離を増やしていきましょう。目的地を決めず、時間で区切ってもいいかもしれませんね。

 

終わったらお風呂に入ってマッサージです。足の指の間に手の指を挟むように入れて指の間もストレッチ。足首とつま先をつかんだらぐるぐる回し、最後はつま先を引き寄せてふくらはぎを伸ばしましょう。ウォーキングを始めたばかりの時期は足の裏やふくらはぎが疲れることがありますから。

そして、洗いながら、ふくらはぎ、腿の前、後、そして横も触ってみてください。パンパンに突っ張っていたり、むくんでいたら要注意。明日の運動は控えめにして疲れをとることに専念しましょう。無理は禁物、万が一に備えるのもありですよ。